上司に相談する際に気をつけたいこと

長く働いていると、何かしらの悩みごとを抱えてしまうのは当然です。そんな時、真っ先に相談相手として頭に浮かぶのは、職場の上司だという人は少なくないでしょう。しかし、相談に行く前には、いくつか抑えておきたいポイントがあります。

まず、相談内容はきちんと整理しておきましょう。どういったことを相談するにせよ、日常とは違う状況に陥っているはずなので、いつもよりも興奮状態になっている可能性があります。そういう時は、大切なことがうまく伝えられないだけでなく、誤解を生んでしまう可能性もあるので、相談したことで自身の評価を下げる原因にもなりかねません。そのような事態を避けるためには、事前に相談したいことを思いつくまま箇条書きにしてみると良いでしょう。文字にすると何度も読み返せるため、重複している部分や、本筋とは無関係なものが見えやすくなります。そしてその後、残ったものを時系列に並べ替えれば、自分自身も客観的に事態を把握できるのではないでしょうか。

そして相談したい内容が整理できたら、次は上司へのアポイントを取るタイミングを図ります。余程の緊急を要する事態でない限り、商談中や多忙な時期は避けておくほうが無難です。仕事に追われている時に相談すると取り合ってもらえないことも少なくありません。そのため、仕事がひと段落したタイミングを見計らって話をするようにしてください。

ただし、アポイントを取るときには、直接口頭で伝えるのはやめましょう。なぜなら、上司を急かしてしまうからです。まずはメールで問い合わせをして、上司の都合を伺いましょう。また、周りに聞かれたくないのであれば、会議室などを予め確保しておくこともポイントになります。